やりくりした宿泊費や交通費なのに、ダメなのでしょうか?
就活氷河期と喧伝された数年前よりは、就職状況が好転してきているようですが、依然、就活生は厳しい状況に立たされているのではないでしょうか。
就活生のインターンシップでこんなことがあるかもしれません。
遠方の企業でのインターンシップに参加する際に、交通費や宿泊費を節約し小銭を得ようと、その企業の近くにたまたま住んでいた知人宅で寝泊りし、ホテルに宿泊したことことにして、費用を申請するのです。
それはアリだと思いますか?
本来ならホテルの宿泊代がかかるはずなんだから、自分でやりくりした分、差額をもらうのは正当のような気もします。
法律ではどのような判断になるのでしょうか?
当所弁護士の寺岡が、弁護士ドットコムニュースで偽の交通費・宿泊費の申請について記事を書いています。ご覧ください。
https://www.bengo4.com/other/n_6723/
弁護士寺岡が提供する法律知識
-
通勤中の事故は労災と...
労災保険の対象となる災害の中に、「通勤災害」というものがあります。通勤災害とは、労働者が通勤中に被った負傷、疾病、障害又は死亡のことをいいます(労災保険法7条1項2号)。負傷などの災害は、通勤中に一般的に生じる可能性があ […]
-
労災隠しについて
労働災害が発生しても、会社が労災を認めず、労基署への報告を行ってくれないことがあります。いわゆる「労災隠し」であり、決して珍しいことではありません。 会社が労災隠しを行う理由としては、次のことが考えられます。& […]
-
不当解雇とは
不当解雇とは、解雇条件を満たしていないか、解雇の手続きが正確でない解雇のことで、労働基準法・労働契約法等の法律の規定や、就業規則の規定を守らずに、使用者の都合で一方的に労働者を解雇することをいいます。 会社の経 […]
-
ハラスメントの種類や...
「ハラスメントについて法改正が行われたと聞いたが、どういった内容なのだろうか。」「パワハラやモラハラにあたる言葉と指導をどのように区別すればよいのか分からない。」ハラスメントについて、こうしたお悩みをお持ちの方は決して少 […]
-
損害賠償請求をすると...
損害賠償請求を行う際には、次の点に注意しましょう。 ・労災保険とは異なり、使用者側の故意・過失(ないし使用者側の責めに帰すべき事由)、因果関係、損害額などを主張・立証しなければならない・被災者側に過失が認められ […]
-
労災の手続き、会社任...
労災が発生したとき、労災申請の手続きを被災者ではなく会社が行っているというのが、一般的な慣行でしょう。 被災者はしばらく休業しなければならないケースも多く、煩雑な手続きを会社が行ってくれるというのは一見して有難 […]