時間外労働 手当
- 弁護士は労働者の味方?使用者の味方?
毎日2時間ぐらい残業していたのに、残業手当は一切出なかった。1年ほど我慢したが、とうとう我慢しきれず、訓練校時代の友達に紹介された、一般労働組合(企業別ではなく、いろいろな会社の労働者が加入している労働組合)に加入した。労働組合の団体交渉で、未払いの残業手当を受け取ったが、その時に労働組合から請求された金額が高く...
- 名ばかり管理職
「課長」であれば、みんな管理監督者という訳ではなく、経営者と一体的な立場で仕事をしているのかどうかとか、勤務時間について厳格な制限を受けていないとか、職務の重要性に相応の待遇(手当など)を受けているかどうか、などを総合的に判断しなければならない、というのが、判例の基本的な立場です。 こんな状況にないのに、「管理監...
- 就業規則の作成
また、賃金については支給する賃金の種類(基本給や通勤手当、割増賃金など)や、その金額の決定の方法、割増賃金などの具体的な金額の計算方法や支払の方法などについて定める必要があります。賃金は、労働条件の中で最も重要なものですから、正確に定めておく必要があります。賃金については、ほとんどの企業で、「賃金規程」などという...
弁護士寺岡が提供する法律知識
-
就業規則の作成
1 就業規則とは就業規則とは、一言で言えば、職場の規律や労働者の労働条件などについて、使用者が定める規則です。就業規則で定めなければいけない事項は法律で定められており(労働基準法89条)、その範囲はかなり広範です。以下、 […]
-
通勤中の事故は労災と...
労災保険の対象となる災害の中に、「通勤災害」というものがあります。通勤災害とは、労働者が通勤中に被った負傷、疾病、障害又は死亡のことをいいます(労災保険法7条1項2号)。負傷などの災害は、通勤中に一般的に生じる可能性があ […]
-
労働基準監督官は労働...
経営者の中には、「労基」は労働者の味方だから嫌いだという方がいます。最近は少なくなりましたが、まったくいない訳ではありません。ちなみに、「労基」とは、通常は「労働基準監督署」の略として使います。他にも、「労基」は、労働基 […]
-
遺言書の作成
■遺言書とは遺言とは、自分の死後に行われる相続に備えて、生前の段階にあらかじめ行っておく意思表示のことを指します。そのため、遺言者が亡くなって相続が開始されてはじめて、その遺言の効力が発生するという仕組みになっています。 […]
-
社会保険労務士を経た...
弁護士 寺岡 幸吉は、社会保険労務士を12年経験しています。 社会保険労務士(社労士)は、労働法や労働・社会保険に精通した専門家です。社労士は、労働・社会保険の手続きを代行すること、労働者名簿、賃金台帳、出勤簿 […]
-
損害賠償請求をすると...
損害賠償請求を行う際には、次の点に注意しましょう。 ・労災保険とは異なり、使用者側の故意・過失(ないし使用者側の責めに帰すべき事由)、因果関係、損害額などを主張・立証しなければならない・被災者側に過失が認められ […]